競争と切磋琢磨

以前ラジオで語ったことなのですが、補足として書いておきます。
競争と切磋琢磨は別!!

切磋琢磨というのは、お互いの技を見せ合い良いところを吸収しあいながら、 更に上へ上へと究極を目指すものです。
競争とは、相手に勝つことです。逆に言えば相手を潰せば競争は勝ちです。
なので競争では技術も良い方向には伸びませんし、人々の生活も良くなりません。

具体的に説明します。
例えばハンペン製造会社(A社)が画期的な技術を発明して、 以前より格段に美味しく安いハンペンを作れるように成りました。 A社は当然、同業種のB社,C社には新技術を教えたり使わせたりしません。 A社はハンペン業界では暫くの間王者ですから、あぐらをかいた商売に成り 技術革新が止まってしまいます。
B社は仕方なく特許料を払って新技術を投入しました。しかし商品には特許料代金も 上乗せしなければならないので高くなってしまいます。A社の商品と戦うためには 労働者をより悪条件で使うしかありません。以前コラムで書いた呪いの発動により、人々の生活を悪化させます。
C社はなんとか特許料を払わずにA社と同じクオリティの製品を出せるように努力し、 A社の特許を回避する形で商品を練り上げました。 しかしA者の特許を回避するために製造過程に余分な機構をいくつも取り付けねばなりませんでした。 その分のコストを下げるために、やはり労働者を苦役するしかありません。 また地球環境にも良くないことです。
地球単位でみれば、A,B,C社が競争せず切磋琢磨して究極のハンペン製造に邁進すべきなのです。 世界にとっては絶対に競争より切磋琢磨のほうが有用なのです。

上記の例はわかりやすく書いたので突っ込みどころもあると思いますが、経済のニュースなどを みてみると本当に足の引っ張り合いが目立ちます。特許関係で裁判を起こしたり、 ライバル企業を押し込めるために赤字覚悟で値下げしたり(挙句自爆したり)、 発明者や技術者を一本釣りで引き抜いたりしています。 最近では米国に於けるトヨタのリコール問題などが顕著な例です。 「そんなことをするエネルギーを前進の為に使うことが正しい」というのが私の主張です。

解決策としては、国で特許を買取り国内企業は安価で特許技術を使えるようにすればよいでしょう。 本当は世界単位でやるのが良いのですが、買取価格について各国の軍事力をバックとした駆け引きが行われ ろくな事に成らないでしょう。
また、同業種同士、あるいは大企業グループ同士で連合を組み(株価の持ち合い)、 細かいことは抜きで締め付けあいもそこそこにするのが良いでしょう。 (トランスフォーメーションシステム 上村シーラ千賀子氏の動画参照)

中国を見ればわかることですが、兎に角勝てば良い、相手を潰せれば良いでは社会は持ちません。 人間も保ちません。なにより地球環境も保ちません
たしかに競争により急激な技術革新がもたらされることも大いにあります。 その分不幸になる人をたくさん生んだり、かえって技術確信が止まってしまうこともあります。 だったら進歩のスピードは落ちるかもしれませんが切磋琢磨のほうが良くはありませんか?  私は切磋琢磨のほうが、突飛な理論を掲げる人も活躍しやすくなって(競争社会では邪魔され潰されてしまうが、 切磋琢磨の世界では面白いアイディアとして扱われる)技術革新のスピードも上がるのではないかと思っています。



TOP    著作:ハゲおっさん 2013/01/22
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